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思考力を高め脳の若さを保つストレスの効能

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現代社会では、ストレスは心身を蝕む深刻な問題とされていて、日常的なストレス要因が幸福感に及ぼす悪影響についての研究が盛んに行われています。

 

そんな中、日々のちょっとしたストレスが脳に良い刺激を与えていることが、新しい研究で示唆されました。

 

サマリーをシェアします。

 

2021年、アメリカ カリフォルニア大学アーバイン校のスーザン・T・チャールズ博士を筆頭著者とする、ストレスを全く感じない生活が、身体にどのような影響をもたらすのかを複合的に調べた研究結果が発表されました。

 

研究者たちは、アメリカ中年期調査(Midlife in the United State Survey)の日誌調査に参加した、25歳〜75歳までの2,711名のデータを分析しました。

 

調査で「連続した8日間においてストレス要因が全くない」と答えた人と、「連続した8日間で少なくとも1つのストレス要因がある」と答えた人の幸福度を比較しました。

 

また参加者に、認知機能(記憶力、学習能力、思考力など)のテストを行いました。

 

結果、次のようなことがわかりました。

 

1、8日間でストレス要因が全くないと回答したのは、全体の10%でした。

 

2、彼らは、働いておらず、高齢で、男性で、未婚の傾向があり、これは社会から切り離されている可能性が高いことを示しました。

 

3、彼らは平均して幸福度が高く健康上の問題も少ないのですが、脳の認知機能テストでは低いスコアが出ました。

 

4、分析の結果、ストレスのない脳は何らかのストレスを感じている脳に比べて、認知機能が8歳も高いことが示唆されました。

 

5、ある程度のストレスを経験する方が、まったくストレスを感じない場合に比べて、記憶力、学習能力、問題解決能力が高まるようです。

 

6、ネガティブな出来事とポジティブな出来事は正反対のものだという思い込みがあると思いますが、実際には相関関係があり、多少のストレスがあるということは、人生において何かにチャレンジしているということです。

 

7、ストレスを完全に避けようとするのではなく、ストレスに対処する方法を学ぶ方が重要ではないでしょうか。

 

出典:Emotion

 

https://doi.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Femo0000958

 

 

何と、仕事と家事と育児をこなすストレスフルな毎日は、脳トレになっている可能性があるとのこと。

 

そう考えると、忙しいのも悪い事ばかりではありませんね。

 

もしも何かのはずみで完全にストレスフリーな生活になった場合、身体的・情緒的な幸福度は向上しますが、認知機能は低下することになるそうですから、それはちょっと困ります。

 

ストレスがない生活って夢のように思えますが、実は張り合いがないのかも。

 

実際、ストレスを感じていない人は、精神的なサポートを受けたり与えたりする機会に乏しく、1日の中でポジティブな出来事を経験する確率が低かったそう。

 

研究者達は、年齢を重ねれば重ねるほど、嫌でも問題を解決しなければならない状況に追い込まれるような経験が、脳の認知機能に良い影響を与えるのではないかと推察しています。

 

家族と意見がぶつかったり、突然PCが故障したり、洗濯物が乾かなかったりといった日常の小さなストレスを経験することは、ある意味、充実した生活を送っている証かも。

 

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