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新年の抱負を達成できる人、諦める人の決定的な違い

お久しぶりです。

2024年始まって早々、心痛むニュースが続きましたが、皆さまご無事でしょうか…

被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

いち早く復興し、ふたたび楽しい毎日を送れますよう。

震災や航空事故が重なって、考えさせられるお正月でした。

いつ何が起きるかなんて誰にも分からない。

毎日が無事にすぎるのは、当たり前じゃ無い。

そう思い、改めて新年の抱負を書き直しています。(2月だけど‥)

心理学の研究によると、新年の抱負を1ヶ月以内に諦める率は、およそ6割なのだそう。

つまり、2月に入った時点で半数以上が脱落していることになります。

とは言え、まだ残り11ヶ月も残されているのです。

今から仕切り直して、新年の抱負を達成できる人になりたいもの。

その為には、どうすれば良いのでしょう?

論文のサマリーはこちらです。

2021年、オーストラリア、イーディス・カウアン大学のジョアン・ディクソン教授を筆頭著者とする研究チームが、新年の抱負と、達成状況との関係を調査した研究結果を発表しました。

研究には18歳から77歳までの男女合わせて182人が参加しました。

参加者には、今年最も力を入れている新年の抱負1つを報告してもらいました。また、自身の幸福度に関する質問票にも回答してもらいました。

2週間後、4週間後、8週間後の3回にわたって、新年の抱負を継続できているか報告してもらいました。また、自身の幸福度、情熱度、粘り強さ、達成状況に関する質問票にも回答してもらいました。

研究者達は回答された新年の抱負の具体性について調査、分類しました。

結果、次のようなことがわかりました。

1、新年の抱負を継続できていると回答した参加者は、2週間後90人、4週間後59人、8週間後47人でした。

2、参加者の65%が「5キロ痩せる」「健康になる」のような大まかな新年の抱負を掲げました。このような大まかな目標は、行動する際に考える時間を多く必要とし、その分継続が難しくなると考えられます。

3、これに対して「月曜日、水曜日、金曜日の朝に、友人のサムと湖の周りを40分間散歩する」のような具体的な新年の抱負を掲げた人は35%でした。このような「時間」、「場所」、「人」を含む具体的な新年の抱負を設定すると、決意を守り通すための精神力が高まることが示されました。

4、しかし、「5キロ痩せる」のような大まかな目標であったとしても、それが自分の健康や外見に関する信念など、より高い個人的な価値観と結びついている場、継続しやすくなりました。

5、幸福度が高い人の方が、状況の変化やトラブルに柔軟に対応し、新年の抱負を微調整しながら継続できていました。

6、意外なことに粘り強さは、新年の抱負の継続とは関連が認められませんでした。

引用元:MDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)

https://www.mdpi.com/1660-4601/18/6/3084

なんと、新年の抱負を達成できる人と、諦める人との決定的な違いは、意志の強さではなく、目標の設定方法と幸福度だそう。

つまり、新年の抱負が具体性に欠ける場合、自分の価値観と無関係な場合、ストレスを溜め込んでいる場合には、目標達成に危険信号が灯ってしまいます。

逆を言えば、

◎「時間」、「場所」、「人」を含む具体的内容にする。

◎それが難しければ、自身の揺るがない価値観に関連した内容にする。

◎そして日々明るく幸せに継続する。

これらを意識する方が、気合いで頑張るよりも目標達成しやすくなるのです。

これ、会社の新年度の目標設定にも使えそう。

受験生にも参考にして頂きたいです。

1年は長いので、この先どんな想定外の事件や状況の変化が起こるかわかりません。

とりわけ今は不確実な時代と言われ、コロナや戦争や災害や事故など自分ではどうにもならない不条理もあるので、虚しさを抱えやすいような気がします。

でもこんな時代だからこそ、新年の抱負を胸に抱いて、覚悟を持って生きていきたい!

そうやって日々幸せでいることが、新年の抱負への追い風になります。

東洋の暦では1年の始まりは2月の立春ですから、今から新年の抱負を掲げても遅くはないと思うのです。

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