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人を支え励ます承認のチカラ

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傷ついたり悩んだりしている友人や家族を目の前にすると、一体何と言葉をかけてあげるべきか判らなくなってしまうことがあります。

 

そんな時、「その気持ち、分かるよ」というような簡単な承認を伝えることは、愛する人の気持ちを和らげ、ネガティブな感情をサポートする役に立つことが、新しい研究で示唆されました。

 

サマリーをシェアします。

 

2020年、アメリカ オハイオ大学のジェニファー・S・シーヴンズ博士を筆頭著者とする、承認と否認が感情に及ぼす影響を調べた研究結果が発表されました。

 

実験には、307名の学部生が参加しました。

 

参加者に、実際に起きた腹立たしい出来事について5分間考え、紙に書き出してもらいました。

 

怒りの原因は、ルームメイトとのトラブル、浮気相手、窃盗の被害、親への怒りなど、多岐にわたっており、参加者は過去の経験を思い出して動揺し、不機嫌になりました。

 

全員がポジティブな感情を失っている状態を確認した後、参加者を無作為に2つのグループに分け、その経験を口頭で研究者に説明してもらいました。

 

その際、片方のグループには、感情を承認する次のような言葉をかけました。

 

「そんなことをされたら怒るのは当たり前です。」

 

「あなたの話を聞いていたら、怒るのも理解できます。」

 

もう片方のグループには、感情を否認する以下のような言葉をかけました。

 

「それは怒るほどのことではないでしょう。」

 

「あなたが何故そんなに怒るのか理解できません。」

 

その後、全員の感情の変化を測定し、データを比較検証しました。

 

結果、次のようなことが分かりました。

 

1、怒りの感情を承認された人達は、元のポジティブな感情を取り戻すことができ、実験開始前のレベルまで気分が回復したと報告しました。

 

2、一方、怒りの感情を否認された人達は、ネガティブな感情が悪化し、気分が落ち込んだと報告しました。

 

3、私たちは、ネガティブな感情を改善する方法に多くの時間を費やしていますが、ポジティブな感情を利用したり、育てたりすることについてはあまり時間を費やしません。

 

4、私たちは、ポジティブな感情の力を過小評価しています。

 

5、憂鬱や不安、恐怖を解消することはとても重要ですが、好奇心や愛、柔軟性、楽観性を引き出すことも同じように重要です。

 

6、人は同じ時間軸の中で、悲しんだり圧倒されたりすることもあれば、希望や好奇心を感じることもあります。

 

7、ネガティブな記憶を思い出すると、そのネガティブな感情が立ち上がります。

 

8、しかし、誰かがあなたのことを承認してくれれば、再びポジティブな感情に立ち戻ることができるのです。

 

出典:The Journal of Positive Psychology

 

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17439760.2020.1832243

 

研究によれば、自身の怒りを承認された人は、更に憎悪を深めるどころか、逆にポジティブな感情を取り戻して冷静になることができたそう。

 

承認は、ストレス要因となる気分の落ち込みを防ぐためにも重要なコミュニケーション戦略であると言えます。

 

もし私が仕事や人間関係の悩みで誰かに相談した時に、「あなたのそういう所がダメなのよ。」って言われたら、たとえそれが正論だったとしても、更に気分が落ち込んでしまいます。

 

反対に、自分の感情を承認されることで、理解されていると感じます。

 

一旦理解されていると感じることで、自分自身がどのように変化するかについてのフィードバックを受ける心の準備が整うのです。

 

これはカウンセラー達が実際のセラピーで使っている手法とのことですが、子育てにも応用できますね。

 

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