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ネガティブな記憶を消去するテクニック

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過ぎたことでくよくよするなって、よく言われます。

 

失敗した時こそ、メソメソと悔やんでいるよりも、サクッと反省し気持ちを切り変えるのがベストですが、そんな風にいつも思い通りになるとは限らないもの。

 

早く忘れようと思えば思うほど、余計に頭から離れなくなってしまうこともあります。

 

研究によれば、脳の仕組みを利用することで、ネガティブな記憶を忘れやすくすることができるそう。

 

サマリーをシェアします。

 

2020年、アメリカ イリノイ大学アーバナシャンペーン校のフローリン・ドルコス教授を筆頭著者とする、脳が感情的な記憶をどのように保持しているかを調べ、苦痛な出来事を忘れる方法を考えた研究結果が発表されました。

 

研究者達は、普通の背景にネガティブな内容(血まみれの顔など)の写真と、普通の背景にニュートラルな内容(樹木など)の写真を用意しました。

 

研究には19人が参加し、実験室で用意した写真を見るように指示されました。

 

その際、その画像の内容か背景のどちらかに注意を向けるように指示され、参加者が写真のどこを見ているのかはアイトラッカーによって記録されました。

 

参加者が写真を見ている時に、脳のMRIスキャンを行いどの脳領域が活性化されたかを調べました。

 

3〜5日後に実験室に戻り、前回と同じ写真と、いくつかの新しい写真を見てもらいました。

 

参加者に、その写真がまったく新しいものなのか、見覚えがあるが具体的には覚えていないものなのか、あるいはより詳細に記憶されているものなのかを尋ねました。

 

結果、次のようなことがわかりました。

 

1、ネガティブな写真の内容に注目している時、不安や恐怖などの感情によって活性化することで知られる扁桃体と、感情の記憶形成に関連するとされる海馬の脳領域が最も活発に活動していました。

 

2、一方、ネガティブな写真の背景に注目した場合には画像全体がより気にならなくなり、扁桃体と海馬の活動が低下していました。

 

3、3〜5日後に実験室に戻り、記憶を評価する実験では、ネガティブな写真の背景に注目した人は、内容に注目した人と比べて、後から思い出した感情に対する扁桃体と海馬の活動が低下していました。

 

4、さらに統計的な分析により、これらの領域の活動が低下すると、感情的な記憶の減少がより大きくなることが予測されました。

 

5、これは、感情的な出来事が起きているときに、その出来事の背景に集中することが、その瞬間の記憶形成や数日後の記憶に影響を与えるということです。

 

6、この研究は、兵士、警察官、消防士など、トラウマになりやすい職業人の心理的回復力を高める方法の開発につながる可能性があります。

 

7、また、うつ病や不安症に悩まされている人にも有効かもしれません。

 

出典:Neuropsychologia

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0028393220300087?via%3Dihub

 

 

ネガティブな出来事が起こったら、出来事そのものよりも、出来事の起こった背景に意識を向けることで、その感情の記憶を忘れやすくなるそう。

 

そのように感情の記憶を減らすことで、その後の感情に紐づいた記憶も減少させることができるとのこと。

 

意識を逸らし感情をできるだけ立ち上げないことが忘れるコツと言えますね。

 

巷には、記憶法や暗記法のテクニックが溢れる中、人の記憶を減らすためのテクニックを探す研究者が存在していて、脳の仕組みを調べていたとは驚きです。

 

ですが人生には色々ありますから、苦痛な状況にさらされた時の対処法として知っておいて損はなさそう。

 

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