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その余計なひと言を言ってしまう理由

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セミナーの質疑応答や就職時の採用面接などで、別に聞かれてもいないのに、プライベートなことを話しすぎてしまう人がいます。

 

私自身、とやかく言える立場ではありませんが、人が余計なことをしゃべりすぎてしまうのには心理的な要因があるそうです。

 

研究のサマリーをシェアします。

 

2019年、オーストラリア メルボルン大学のブレント・リン・セルビー・コーカー博士を筆頭著者とする、個人的な情報を口にしてしまう傾向と心理状態について調べた研究結果が発表されました。

 

研究では、人々の様々な行動を観察し、自己開示の状況を調べました。

 

結果、次のようなことがわかりました。

 

1、デートのプロフィール調査では、緊張している人ほど恥ずかしい情報や親密すぎる情報を書き込みすぎていて、魅力に乏しくなる傾向がありました。

 

2、オンラインの荒らし行為を調べる調査では、興奮している時ほど人を傷つけるような書き込みをする傾向が見られました。

 

3、運動の効果を調べる調査では、運動後の気分が高まっているときに、自身の個人的な内容を語る傾向が強くなりました。

 

4、感情が高ぶって判断力が鈍ると、人は思ったことをそのまま発言しやすくなることが示唆されました。

 

5、皮肉なことですが、仕事の面接、メディアとの接触、重要な仕事の打ち合わせ、さらにはロマンチックな出会いなど、私たちが最も高揚している時は、話す内容に非常に注意しなければならない時でもあると言えます。

 

出典:Journal of Experimental Social Psychology

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0022103119303063?via%3Dihub

 

 

人は重要なシーンで気持ちが高ぶる時ほど、余計なことをしゃべってしまいがちとのこと。

 

思い当たることがありすぎて、耳が痛いです。

 

普段、人は誰でも「こういう言動がふさわしい」、「こんな自分でありたい」という、自分内のフィルターを持っていて、そのフィルターを通して分別ある行動をしているもの。

 

しかし、何かのきっかけで平常心を失うと、自分フィルターを通さずに、心に浮かんだことをそのまま発言してしまいやすくなるそうです。

 

研究によれば、そんな風に人が口を滑らせてしまうのに、実際にはそれほど大きなきっかけは必要ないとのことですので厄介です。

 

確かに、口には出さないけど、頭の中でぐるぐる思考が回っていることってあります。

 

それが間違ったタイミングで口から出てしまうだけで、気まずい思いをしたり、不快感を与えたり、印象が悪くなったりするのですから困ります。

 

研究者によれば、これらを防止するには、呼吸を整える、クールな音楽を聴く、食事を工夫する、十分な睡眠をとるなど、ストレスレベルをコントロールする工夫が大切だとのことです。

 

私が思うのは、「こんなこと言ってはいけないから注意しなくては」と気に病むくらいなら、考えても仕方ないことはさっと手放し、覚えておかないようにするのが一番ラクだなということ。

 

普段から、頭も心も軽くすっきりしているのが理想です。

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