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親切で魅力的な子どもがいじめに遭う理由

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いじめは深刻な社会問題です。

 

報道などによると、被害者側には何ら落ち度がなく、むしろ親切かつ優秀であることが標的の理由だったりする事例が散見されます。

 

なぜ、そんな才能豊かで魅力的な人ほどいじめられるのでしょう?

 

研究により、人間社会においては、他人と比べて「善すぎる」という理由でいじめられることがわかっています。

 

サマリーをシェアします。

 

2018年、カナダ ゲルフ大学のアレタ・プレザント教授とパット・バークレー教授による、善人ほど憎まれ、理不尽ないじめを受ける理由を調べた研究結果が発表されました。

 

研究では参加者を2つのグループに分け、公共の利益のために協力するゲームをしてもらいました。

 

一方のグループには、協力ゲームの後、信頼度を競うゲームを行うことを事前に知らせました。

 

他方のグループには、協力ゲームの後、他のゲームがあることを知らせませんでした。

 

結果、次のようなことがわかりました。

 

1、協力ゲームの後に、信頼度を競うゲームがあると事前にわかっていたグループでは、協力ゲームのプレイ中、理不尽な妨害工作が多くなりました。

 

2、協力ゲーム内で協調性が高かった人は、他のメンバーが相対的に悪印象にならないよう、最も多くの妨害工作を受けていました。

 

3、これは、自分よりも優れた人が、自分よりも良く見えてしまうことを阻止するための方法です。

 

4、大抵の場合、人々は協力的な善人が好きです。

 

5、そして悪人が報いを受けたり、意地悪な人が罰せられたりする話を好みます。

 

6、しかし、突出して素晴らしい善人のことは憎むのです。

 

7、このパターンは、これまで調査したすべての文化で発見されています。

 

出典:Psychological Science

 

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0956797617752642

 

 

人が複数集まれば、そこには順位や優劣が生まれてしまいます。

 

そんな時、より優れた人と比較して、自分の評価を下げないためにはどうすればよいか?

 

考えた結果、人はわざと意地悪をしてライバルを蹴落とす行動に出るようになるのです。

 

研究によれば、この行動は、世界のあらゆる文化圏にみられるとのこと。

 

比較的平等とされる狩猟採取社会においてさえも、トップハンターは集団の支配者にならないよう、標的にされるそうです。

 

多くの社会において人々は、飛び抜けて優位に立てる可能性のある人物を倒すことで、自分たちの平等性を保とうとするのです。

 

つまり、この世から競争がなくならない限り、理不尽ないじめや妨害工作はなくならないということでもあります。

 

これは、職場のような競争の激しい環境ではさらに顕著で、目立った成果を出すと経済的制裁を受ける可能性があることが、研究で明らかになっています。

 

学校においても同様で、成績や才能による競争の過酷さが、凄惨ないじめの遠因であると言えるでしょう。

 

そういえば、社会的に活躍し、大きな注目を浴びている人のインタビューなどで、過去にいじめられていたことを告白する人の多さに驚かされます。

 

そうであるならば、理不尽ないじめで辛い思いをしている人ほど、将来成功する可能性が高いと言っていいのかもしれません。

 

研究によれば、不当にいじめられるということは、周囲から魅力と才能に溢れていることを認められ、早く潰しておかないと自分たちの身が危ういと警戒されている証拠とも言えるから。

 

対策としては、黙って耐え忍ぶより、柔軟に環境を変えたいですね。

 

日本には「若い頃の苦労は買ってでもしろ」などという諺があり、辛い環境でもじっと我慢することが美徳とされますが、気にせず転校、転職して、新出発するのが吉でしょう。

 

たまたま周囲との組み合わせが悪かっただけなのですから、自分を責めないことが大事。

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