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傷つく心を受け入れる

子育ての悩みって尽きません。

 

心が傷つかないよう、強くする方法ってあるのでしょうか?

 

2010年に開催された、ヒューストン大学のブレネー・ブラウン教授による「傷つく心の力」(原題:The Power of vulnerability)というTEDトークがあります。

 

子育てに役立つ内容なのでシェアします。

 

ブラウン教授は、心の脆さの克服方法を研究していたのですが、行き詰まってしまいます。

 

「自分には愛される価値がある」と信じている人ほど、心の脆さを否定せず、むしろ人生に必要不可欠なものだと考えていたからです。

 

一方、「自分には関係性を築く価値がない」と感じている人は、自分の心の脆さが耐え難く、愛情や人間関係で苦しんでいました。

 

両者の違いは、なんと、自分の弱さを受け入れているかどうかでした。

 

つまり心の脆さを否定したり克服したりせず、あるがままに受け入れている人の方が、自分に対しても他人に対しても、思いやりと優しさを持っていて、良い人間関係を築いていたのです。

 

これらの意外な結果から教授が導き出した結論は、次のようなものでした。

 

なぜ私たちは心の脆さと向き合って、こんなにも苦しむのか?

 

それは、私たちは心の脆さに溢れる世界に生きているから。

 

心の脆さを制御するには、感情を麻痺させるしかありません。

 

しかし人間は、選択的に感情を麻痺させることができません。

 

これが悪の元凶です。

 

私たちは、心の脆さ、悲しみ、恥、恐れ、失望などの感情だけを特定することができません。

 

ゆえにすべての感情を麻痺させることなしに、こうした辛い気持ちを麻痺させることはできないのです。

 

辛い気持ちを麻痺させる時、同時に喜びや感謝や幸福も麻痺させているのです。

 

心の痛みや不快を恐れれば恐れるほど、心は脆くなり、それがまた次なる恐れを生んでしまいます。

 

私たちが完璧を目指すほど、上手くいかなくなるのです。

 

なのに私たちは、子供たちに完璧を求めすぎです。

 

×「私はこの子を完璧に育てて見せるわ!」

 

○「あなたは完璧じゃないの、苦しみを背負っているの。でもあなたは愛情や絆に価する存在なのよ」

 

↑これが、親のなすべきことです。

 

自分自身を心の底からさらけ出すことです。

 

心の脆さもさらけ出すのです。

 

そしてあるがままで愛するのです。

 

たとえ、成功への保障がないとしても。

 

それがとても辛いものだとしても。

 

時に、親にとっては耐え難いほどに困難なことだとしても。

 

そして、恐れる時も、迷える時も、愛について自問する時でさえも、感謝と喜びを実践するのです。

 

この心の脆さを感じることこそが、素晴らしいことであり、生きていることだから。

 

また、自分はよくやっている。と信じることが重要です。

 

そうすれば、主張するより傾聴し、周りにもっと優しく穏やかに接することができます。

 

すると自分自身に対しても、優しく穏やかになれるのです。

 

出典:

https://www.ted.com/talks/brene_brown_the_power_of_vulnerability?language=ja#t-7235

 

ネガティブな感情を否定しようとして、ポジティブな感情も失っているとは気が付きませんでした。

 

確かに、日々忙しさに追われ焦っていると、次第に感情が消えていきます。

 

気をつけなくては。

 

子育てに関してはその通りだったなと反省しました。

 

子どものために、良かれと思って色々なことをしてきましたが、失敗も沢山ありました。

 

その当時の心の中をさらけ出すと、「こうでなければならない」という思い込みや、「このままではまずい」という恐怖心で判断していました。

 

もっと、「大丈夫だよ。あなたを応援しているよ。」って言ってあげればよかったです。(今から言います。)

 

過去には沢山悩んで悲しみましたが、それは感情を麻痺させていなかったからと考えることで、大いに慰められました。

 

裏を返せば、同時に沢山の喜びや感謝も感じ取れていたことになるわけですから。

 

ブレネー・ブラウン教授、ありがとうございました!

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