突然ですが、「ビリギャル」ってご存じですか?
2013年に出版され、累計120万部のベストセラーとなった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴著)の主人公です。
複雑な家庭環境の中、恩師である坪田先生と出会い、猛勉強して大学合格を果たす実話が元になっています。
2015年には有村架純さん主演で映画化され、話題になりました。
私は娘と映画を観に行ったのですが、娘を信じて守り抜く母の愛に感動しました。
実は私、ビリギャルご本人である小林さやかさんにお会いしたことがあります。
2019年11月12日(火)に東京都内で開催された「『やればできる』を『できる』に変えたビリギャルからのメッセージ」という講演会に参加したのです。
小林さやかさんは、キラキラした笑顔が眩しい綺麗なお姉さんで、「これが名古屋嬢か、、、可愛い!」と、娘と二人で盛り上がりました。
この講演会で私が特に響いた内容は以下の3つです。
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1、ワクワクする目標を設定しよう
恩師の坪田先生は、私の話を面白がって、ゲラゲラ笑って聞いてくれた。
なので、自分も話を聞く気になったし、そうして目標が見つかった。
やらされるのでは、誰もやりたくない。だから目標は自分でしか決められない。
大人の「あんたのために言ってるのよ、勉強しなさい。」は何の効果もないセリフ。
勉強の大切さは大人にならないとわからないもの。
だから高校生に「何のために勉強するの?」って聞かれたら、こう答えている。
「あなたのために勉強があるわけじゃない。物を知らなくても生きてはいける。
でもいつか大好きな人ができて、赤ちゃんが生まれた時、知識がなかったらどうなる?
赤ちゃんは、親に知恵、お金、行動力がないと命を守れない存在。
親というのは命をかけても守りたいものがある生き物。
その大切な命を守る土台となるのが知識。
自分のためではなく、将来守りたいものを守るためにするのが勉強。」
2、目標や夢は公言しよう
心理学用語で「自己成就予言」というものがある。
根拠のない思い込みであっても、思い込んでいるうちに本当にそうなる現象のこと。
だから夢や目標は言いふらせば言いふらすほど叶う。
なぜなら、自分ひとりでなく周囲もそう思い込んで、協力者が出てくるから。
そして、自分で自分を窮地に立たせることができるから。
周囲の人にそう思われたらさぼれない。人は必要に迫られないとやらない。
周囲に言いふらしまくったため、もう絶対合格するしかなくなって頑張れた。
3、憎しみはプラスの力に変えよう
人間の感情で一番強いのは憎しみなので、それをモチベーションにして頑張ると強い。
父に、「お前が大学に受かるわけないから塾の費用を出さない」といわれた。
坪田先生は、「君はラッキーだね。絶対パパを土下座させてやる。そう思って勉強しなさい。
いつか必ずお父さんに感謝する日がくるよ。」と教えてくれた。(←本当にそうなった。)
母が、必死でお金をかき集めて塾代を用意してくれ、いつか必ず恩返しするため勉強した。
たとえ目標があったとしても、人って自分のためには頑張れない。
1、周囲に言いふらす、2、父を見返す、3、母への感謝
この3つすべてがあったから私は頑張れた。
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本人の努力とか、勉強法とか、根性論とか、苦労話などはありませんでした。
恩師の坪田先生は、アメリカで心理学と哲学を学んだマネジメントのプロなのだそうです。
心理学を応用したコーチングにより相手の能力を引き出し、目的の場所へと導く話になっていたのが意外でした。
心理学を活用することで、望む結果を引き寄せられるなんて奥が深いと感じました。
小林さやかさん、どうもありがとうございました!
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