子どもを助け、支えたいというのは、母親なら誰もが思うこと。
でも、一体どこまで支えるのがベストなのか?
明確な正解なんてないのが子育ての常。
厳しすぎだろうか?
甘やかしすぎていないか? と、私も日々に悩みます。
他人からの様々な助言で、かえって自信を無くすことだってありえます。
世間には様々な体験談があふれていて、親としてどれが正解か迷ってしまいます。
臨床心理学の研究で、子どもの性格に合った育児スタイルを取ることが、幸せな子どもを育てる秘訣であると明らかになりました。
サマリーをシェアします。
2011年、UCLAのカーラ・キーフ博士らは、子育ての方法と、子どもの気質についての関係を調査した研究結果を発表しました。
研究では、8歳から12歳までの214人の子どもを対象に、母親の育児行動を調査しました。
研究者らは、宿題、家事、日々のイベントなど、子どもたちの日常会話を観察しました。
また、母親がどれだけ子どもに会話の主導権を握らせているかを調べました。
その結果、より多くの会話の主導権を握った子どもの方が、うつ病や不安症の発症割合が低いことがわかりました。
しかし、自分の行動や感情をうまくコントールできていない子どもは、母親からの指導を必要としていました。
彼らが十分な母親からの指導を受けられなかった場合、うつ病や不安症の発症割合が2倍になりました。
出典:Journal of Abnormal Child Psychology
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3199341/
子どもの感受性や気質はたとえ兄弟であっても違います。
子どもの感受性や気質を見極めることなしに、一律の子育てノウハウを鵜呑みにするのは早計ということ。
子育てで大事なのは、子どもの合図に基づいて、必要な指導をすることと、不要な支援をしないこと。
そしてその2つのバランスを取ること。
つまり?
正しい育児スタイルを選ぶのは、親ではなく、子ども自身だったのです!
誰かのアドバイス通りにやってみても、子育てが上手くいかないことはしょっちゅうです。
でも、親としての自分を責める必要なんてありません。
ましてや、子どもの資質や将来性を疑う必要もありません。
どの子育てスタイルが正しいとか、間違っているとかも、一概には言えません。
子どもの気質や成長段階に応じ、様々な子育てスタイルを柔軟に切り替えるのもありでしょう。
育児スタイルは、親が子どもと話し合いながら決めても良いということ。
親が子どもを手助けをする方法は、探せば沢山見つかります。
親の思い込みで決めつけないことって大事ですね。
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