人間関係の悩みって尽きません。
相手のために良かれと思った行動が、実は的外れだったことって数知れず。
そんな言い方じゃ伝わらないとか、報告の仕方がなっていないとか。
そういう言われ方をすることもあります。
じゃあ、「伝え方って何?」という疑問がわいてきます。
今日は、そんな私の目から鱗が落ちた書籍を紹介します。
「愛を伝える5つの方法(原題:The Five Love Languages 副題:How to Express Heartfelt Commitment to Your Make)」ゲーリー・チャップマン著
この本の英語版は300万部を突破するベストセラーで、49以上の言語に翻訳され、世界470万部以上のセールスを記録しています。
著者は、アメリカの有名な結婚相談カウンセラーです。
30年以上に及ぶカップルカウンセリングの経験から、カップルの愛情表現が相手に理解されていない現象を突き止めました。
そして、「相手に伝わる愛の表現方法を知り、愛情の伝え方を練習する必要がある。」と言っています。
愛情って、目に見えないし、測ることもできません。
この本では愛情表現を「言語」に例えることで、愛情の伝え方を分かりやすく説明しています。
愛情の受け取り方について、大きく分けて次の5つのタイプがあるとのことです。
その1「肯定的な言葉で伝えられると愛情を感じるタイプ」
この人は、愛情や感謝を言葉で伝えて欲しい。言葉で褒めたり、励ましたりしてほしいと思っています。
この人に愛を伝えるには、本人をよく観察し、理解した上で、言葉で具体的に褒めるのが大事です。
その2「良質な時間を持つと愛情を感じるタイプ」
この人は、お互いに向き合う良質な時間を持ち、その間自分に集中してほしいと思っています。
この人に愛を伝えるには、共通の趣味やスポーツを一緒に楽しみ、沢山話を聞き、共感を表すことが大事です。
その3「贈り物をもらうと愛情を感じるタイプ」
この人は、時間と労力をかけた、真心のこもった贈り物で、愛情やお祝いの気持ちを表現してほしいと思っています。
この人に愛を伝えるには、愛のこもった贈り物を渡すことが大事です。また、あなた自身がそばにいてあげることも重要な贈り物です。
その4「サービス行為を受けると愛情を感じるタイプ」
この人は、自分の負担軽減になるようなサービスを、言われなくても率先して行って、愛情や感謝を表現してほしいと思っています。
この人に愛を伝えるには、すすんでサービスすることが大事です。
その5「身体的なタッチにより愛情を感じるタイプ」
この人は、となりに座る、手をつなぐ、からだに触るなど、親密な接触で愛情を表現してほしいと思っています。
この人に愛を伝えるには、直接会う回数や、親密に触れる回数が大事です。
私はこれを読んでいて、思い当たることがいくつも出てきました。
早速、巻末の確認テストで自分のタイプを調べ、家族のタイプを推定してみたのです。
タイプ別のノウハウを試してみると、本当に効果がありました。
一緒に住んでいる家族でも、タイプが違うと喜ぶポイントが全然違うなんて、驚きでした。
自分の当たり前は、当然家族も当たり前だと思い込んでいたのですが、ずいぶん違うと知りました。
そんな自分の狭い思い込みに気づいて、相手のことをより観察するようになりました。
ですがタイプの違いって、その仕組みは、背景は、一体どうなっているのでしょう?
そもそも、自分がどのタイプかなんて、どうやって決まるのでしょう?
1度自分のタイプが決まったら、一生変わらないなんて、ありえるのでしょうか?
自分の思い込みで自分の可能性をせばめるとしたら、何だか勿体ない気もするのです。
だって、私の元同僚のCAの中には、幾つものタイプを器用に使いこなすバイリンガル、マルチリンガルとしか思えないような接客の達人が何人もいましたから。
当然ながら彼女たちはとても人気があって、皆に好かれていました。
私はそういう素敵な人達をお手本にしたいんです。
本人の努力や練習で、使いこなせる愛の言語の種類が増やせたら楽しいと思いませんか?
心理学で解決できないか、学んでみます。
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