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人を癒し幸福にする公園の効果

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環境心理学(environmental psychology)とは心理学の一領域で、人間の生活環境を向上させるために、地理的環境、都市環境、居住環境、ネット環境などを分析します。

 

心理学では、環境が心に及ぼす影響が大きいことが知られていますが、これは私たちも常々感じていること。

 

特に植物は人間の総合的な幸福感に効果を与えるとされていて、緑の近くにいることは、ストレスを軽減し、気分を高め、認知能力を改善することを示すたくさんの科学的な証拠があります。

 

研究で、都市の公園にはストレスや疲労からの回復効果があることがわかりました。

 

サマリーをシェアします。

 

 

2019年、アメリカ アラバマ大学のホン・K・ユエン教授を筆頭著者とする、都市部の公園が、都市生活者の幸福感の改善に寄与しているかどうかを調べた研究結果が発表されました。

 

研究者達は、アメリカのアラバマ州にある3つの大きな公園で、公園を訪れていた人に心の健康に関する質問を行い、公園を訪れたのべ94人が研究に参加しました。

 

参加者は、公園来訪の直前と直後に、感情や生活満足度に関するアンケートに答えました。

 

結果、次のようなことがわかりました。

 

1、公園で過ごした人は、公園を訪れる直前と比較して、幸福度、感情の健康度、生活満足度のスコアが向上していました。

 

2、特に公園で20分以上過ごした人は、情緒面での幸福感が平均して64%改善し、より幸せな気分になりました。

 

3、都市部の都市計画者やマンション開発者は緑地を住宅や商業施設に置き換えようとしているため、緑地の不足が深刻化しています。

 

4、都市の公園には価値があることを示す証拠が増えているにもかかわらず、これらのスペースが消滅し続けていることは、都市が直面している課題と言えます。

 

出典:International Journal of Environmental Health Research

 

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09603123.2019.1577368

 

 

都会に住んでいる人が、公園で20分過ごすと幸福感が高まるのだそう。

 

確かに、木々などを見るだけで集中力がリフレッシュされると昔から言われていていますし、仕事で忙しい毎日でも、休憩中に緑の多い空間で過ごせば気分が改善するとは興味深いです。

 

そしてこの研究結果からは、私達は敏感に周囲の環境の影響を受け取っているとも言えますね。

 

逆の見方をすれば、もしストレスフルな環境に20分滞在したら、心は影響を感じてしまうということ。

 

例えば私の場合、満員電車に乗車したり、殺伐とした会議室で過ごしたりすると、ヘトヘトになってしまいますので、職場や自宅の観葉植物が癒しになっています。

 

特に自宅で育てている植物達は、仕事で疲れて帰宅した際、出迎えてくれる感じがして可愛いです。

 

何が癒しになるかは人それぞれですが、好きではない環境に頑張って耐えるのではなく、環境を自分好みに寄せて快適に過ごせるよう、地道な工夫を重ねて行きたいものです。

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