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写真に残すという断捨離のコツ

子どもと暮らすということは、家の中がもので溢れるということでもあります。

 

成長に合わせて、服も、靴も、勉強道具も、オモチャも、どんどん増えていきますから。

 

思い出のつまった品は、なかなか捨てられないものです。

 

そうは言っても、油断するとすぐに収納スペースがパンクしてしまうので困ります。

 

心理学では、思い出のある品の写真を撮ることで、物を手放しやすくなることがわかっています。

 

サマリーをシェアします。

 

 

2018年、アメリカ ペンシルバニア州立大学 スミールビジネスカレッジのカレン・ペイジ・ウィンタリッチ博士らは、写真で記憶を保存することと、物を手放す際の喪失感との関連を調べた研究結果を発表しました。

 

研究では、参加した797人の大学生を2つのグループに分けました。

 

1つ目の学生グループには、次のような広告を見せました。

 

「思い出の品を放置しないで、写真を残して寄付しましょう」

 

2つ目の学生グループには次のような広告を見せました。

 

「思い出の品を放置しないで、一つにまとめて寄付しましょう」

 

結果、次のようなことがわかりました。

 

1、1つ目のグループの方が、2つ目のグループより寄付が増えました。

 

2、人が本当に手放したくないと思っているのは物ではなく、その物にまつわる記憶であると考えられます。

 

3、所有物と結びついた記憶は、私たちのアイデンティティーと結びついているのです。

 

4、物の写真を撮っておくことは、人が思い出深い品を手放す際に感じる、アイデンティティーの喪失感を軽減する効果があると考えられます。

 

出典:Journal of Marketing

 

https://journals.sagepub.com/doi/10.1509/jm.16.0311

 

 

これは、なかなか物を手放せず、家の中にもう使わない不用品が沢山あるのに困っている人にとって、効果的な解決方法になる可能性がありますね。

 

写真にとってフォルダに分けて、好きなときにいつでも見られるようにしておけば、手放してもよいものって、結構あると思います。

 

子どもって自分の物を手放すことを嫌がりますが、ちょっとの工夫で抵抗なく処分したり、他人に譲ったりできる場合がありますから。

 

ずっと保管しておかなくても、時たま写真を眺めるだけで十分な思い出の品は、意外と多いのかもしれません。

 

写真を撮った上でもどうしても手放せないものこそ、大切な思い出の品としてずっと手元に置いておけば良いのです。

 

物を手放すかどうか考える際、「写真に残しておけばよくない?」と自分自身に問いかけることで、迷う時間を短縮できそうですね。

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