将来人気者になるには、子供時代に「陽気」であることが大事との研究があります。
こういう事も科学的に研究対象になるとは興味深いですね。
サマリーをシェアします。
2020年、フロリダ・アトランティック大学のブレット・ラーセン教授を中心とした研究が発表されました。
研究者たちは、子供の性格的特徴が仲間内での「好感度」や「人気」とどの程度関連しているかを調べるため、9歳から12歳の子どもに、仲間の好感度、人気度、陽気さを評価してもらいました。
1つ目の研究は、コロンビア北部の学校に通う306人の女子と305人の男子を対象に行われました。
2つ目の研究では、フロリダ州南部の学校に通う363名の女子と299名の男子を対象に行われました。
その結果、次のようなことが分かりました。
1、どちらの研究でも「陽気さ」は、好感度や人気度と正の相関がありました。
2、陽気な子どもは、他のクラスメートから好かれ、人気が高い傾向にありました。
3、子ども時代の脳は一般的に、真新しさや楽しさを重視するように変化しているものです。
4、なので陽気な子供は仲間内で一目置かれ、集団の中で存在感を放つことができていました。
5、仲間との楽しい経験は、創造性を促進するようなポジティブな刺激になります。
6、好かれている子供は、将来他の人が成功しないところでも成功できる可能性があります。
出典:Journal of Personality(2020)
子ども達が子供社会に適応し、友達と楽しく青春するならば陽気な性格が吉です。
そればかりか、陽気な性格の子どもは大人になってからも成功しやすい可能性があるということです。
子供のうちから多数の人と関われば関わるほど、優れた視点や、高い社会性を習得しやすいだろうとは容易に想像がつきますね。
だからと言って、子どもが持つ本来の性格を親が捻じ曲げてしまうのは感心しません。
成長し、大人としての分別がつけば、陽気さ以外のよい気質にも目が向くようになりますから。
そして、この年代の子どもに好かれようと思ったら、親も陽気で楽しい振る舞いをすれば良いということ。
今の時代、親が真面目に説教するだけでは、子どもに話を聞いてすらもらえないでしょう。
親こそ、陽気に振る舞いたいものです。
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