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ほめ記録のすすめ

子どものほめ方について、巷には様々なノウハウがあふれています。

 

それだけ、ほめるって難しいということなんだと思います。

 

よく言われるのが、「子どもはBEINGでほめる」というもの。

 

ほめ方にはDOING、HAVING、DOINGの3つがあります。

 

DOINGとは、行為や行動のこと

DOINGでほめる…やっていることをほめる「勉強しててえらいね」

 

HAVINGとは、行為や行動の結果得られるもの

HAVINGでほめる…持っているものをほめる「成績良くてすごいね」

 

BEINGとは、相手の存在そのもののこと

BEINGでほめる…存在を認めてほめる「居てくれるだけで幸せなの」

 

なぜ、DOINGやHAVING ばかりではよくないのでしょうか?

 

子どもはほめてもらうことで、自信をつけると言われています。

 

その一方、子供が親の顔色をみて、褒められる行動をとろうとしてしまうこともあるそうです。

 

親が子どもを評価してばかりだと、子どもは親の評価を得ようとしてしまうのです。

 

親が喜ぶことだけをやり、喜ばないことをしなくなってしまうことがあるそうです。

 

私の子ども時代を振り返ると、親は私の成績に夢中で「勉強しろ」が口癖でした。

 

当時の私は「自分そのものには価値がない。良い成績を取り続けなければ自分の居場所がなくなる」と思っていました。

 

その体験があったお陰で、BEINGの考え方がとてもよく理解できました。

 

そして、私は親とは違う方法で子どもを育てたいなと思いました。

 

私が取った方法は、「毎日必ず子どもを褒めて、その内容を記録する」という単純なことです。

 

1日最低1個、どんな些細なことでもいいから良いところを探して子どもを褒めるのです。

 

そして、ほめた内容を毎日記録に残していきました。

 

私の感じでは、面倒がらず記録をとったのがとても良かったです。

 

「よし、ほめよう!」といくら気合を入れても、すんなりほめられなかったのです。

 

始める前は簡単そうだと思っていたのですが、実際やってみてわかったのは、すぐにネタが尽きるということ。

 

赤ちゃんの時には、「生まれてこられて偉いね!」だったことを思うと、随分な変わりようです。

 

何も行動しない(ように親の目には見えている)子どもを、DOING で褒めることはできませんし、当然HAVINGも見つかりません。

 

よって、ひたすらBEINGを探していました。

 

「髪の毛サラサラだね」

 

「なんか青春してるね」

 

探しても見つからなければ、創造してひねり出します。

 

「気がついたってことだけでも成長だよ」

 

「ま、いい教訓になったってことよね」

 

それでも、本当に1個もほめられない日もありました。

 

そんな時は、そのことを理由も含めて記録しました。

 

私の脳内に「自動ほめ回路」ができたと思えるまで、3ヶ月ほど毎日続けました。

 

結果、私の意識がかなり変わったなーと思います。

 

今では、挨拶のように自然に子どもをほめています。

 

たとえ子どもに何か批判されても、そのことすらほめて返事を返せるようになってきました。

 

すでにゲーム感覚です。

 

すると子どもも変わってきて、自分の考えていることや取り組んでいることを進んで話すようになってきました。

 

やはり、ほめられれば子どもも気分がよくなるのですね。

 

以前と比べて、親子関係がかなり好転しています。

 

つまり裏を返せば、それまで親としていまひとつだったということになりますけど。

 

こういうことが普段からできている親御さんって素敵です。

 

でも、もともと苦手だったり、そもそもやり方がわからない場合も大丈夫です。

 

私のように、時間をかけて練習すれば誰でもできるようになると思います。

 

今では子どもの良い資質が沢山発見できてきて、BEINGだけでなく、DOINGでもHAVINGでも、ほめられるようになりましたから。

 

まだまだ修行中の身ではありますが、「常に相手のよいところを探す」が癖になると、人間関係全般によい影響があると感じています。

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