毎日ブログを書いたり、日記を書いたりすることに、どんな心理学的効果があるのでしょう?
アメリカのペンシルベニア大学ウォートンスクールの組織心理学専門教授である、アダム・グラントによれば、執筆活動を日常的に行っていると、気分の向上、幸福度の上昇、ストレス軽減の効果があるのだそうです。
出典:
https://lifehacker.com/the-psychological-benefits-of-writing-regularly-1783693547
実際のところ、どうなんでしょう?自分の場合で考えてみました。
私が考える文章を書く効果の1つ目は、思考の整理ができることです。
誰かに話を聞いてもらい、対話をすることで、思考が整理されることってあります。
同じように、自分で書いた文章を自分で読むことで、自分自身との対話になっている気がします。
普段、とりとめのないことを色々考えていると、脳みその中がぱんぱんになってしまいます。
そんな、ごちゃごちゃしていた思考を整理し、コンパクトにまとめてゆくのは爽快です。
自分の納得の行く文章を考えるのは大変ですが、書き終えると気持ちがすっと軽くなります。
書いている途中で「あっ。そういうことか。」と気が付いて、書き直すこともしばしばです。
私が考える文章を書く効果の2つ目は、自己理解が深まることです。
何を書こうかな?と考えるとき、これまでの経験や、そのとき感じた気持ちについて、何度も振り返ることになります。
人に理解されるように文章で表現するには、まず自分自身を理解する必要があるからです。
自分の想いが伝わるよう文脈を考えたり、自分の感覚にしっくりくる語彙を丹念に探したりすることで、「実は私って、あの時こんな風に感じていたんだな。」と、気づくことがあります。
文章を考えながら、これまで見落としていた大事な想いに気づき、ハッとすることも何度もあります。
書く内容を探すことで、自分が好きなこと、得意なことが分かった気がします。
この2つを踏まえて、文章を書くことによる私の気づきは、思いやりの重要性です。
文章を書くということは、良くも悪くも自分の人間性や気配りのレベルが表現されると感じます。
自分の経験を前提として話を進め、読者への丁寧な説明を飛ばしてしまうのは、不親切な冷たい行為になってしまいます。
職場に、良かれと思ってやっているのに言葉足らずで誤解され、無意識に敵を作ってしまう鈍感な人がいます。
以前は私も、文章でそれと同じことをしていました。
決して悪気はないのですが、想像力の乏しさから読者への配慮に欠けた文章を書いてしまうのです。
でもブログを始めたことで、読者の気持ちを想像して文章を書くという意味がわかってきたように思います。
読者がどのような方なのか?色々な状況を考え、想像力を膨らませて丁寧に文章を書くようになりました。
それと同時に、家族への言葉や、同僚への説明や、上司への報告など、自分と関わる人との会話にも、細心の注意を配るようになってきた今日この頃です。
結論として、
文章を書くことには、アダム・グラント教授のおっしゃるような良い効果があります。
さらに、他にも色々良い効能がありそうです。
↓いいね を押していただけますと励みになります